◆――――――――――――――――――――――――――――
メンバー リング=オーシャン 場所 とある町
NPC フリフリのスカートの女性と悪そうな男二人
◆――――――――――――――――――――――――――――
そういってリングは辺りをきょろきょろと見回した。
(えっと、水、水)
見渡したリングの目の端に、初老の女性が、竹製のベンチに腰掛けて、湯飲みで飲んでいるお茶が目に入った。
「お婆さん!そのお茶を貸してください!」
「ほえ?」
「あの、よろしいですか?」
「まあ、ええがのー」
「有難うございます!」
リングがいうなり、湯飲みからお茶の液体のみ、が飛び出し、開いたリングの手のひらにすわっと緑色の槍となって片手に三本ずつ並んだ。
「水でできていて何の害もなさそうですが、刺さると、痛いですよ。血も出ますし。さあ、痛い目にあいたくなければこの女性のことは諦めてください」
リングはきっと男たちを見つめるが、男たちは余裕の態度を崩さない。
「おおっ、ねーちゃん、やるなぁ・・・」
「やっぱ、俺たちの邪魔をするんだったらこれくらいやらなくっちゃなぁ」
「なんたって俺たち、ここらでは名の知れた賞金稼ぎなんだぜ」
「おまえみたいなちょっと珍しい能力なんて、腐るほど見てきたんだぜ」
その言葉を聞いてリングは内心「くっ・・」と思った。リングは、この男たちと戦う気なんてさらさらなかったのだ。水を操って見せたのも、脅しのためで、実際、たいていの人間はこの力を見せられるとびびって逃げ帰る。しかし、それはリングが小心者なわけではなくて、リング自身が戦いを好まない性質だからだ。
(仕方がありません・・・、少しはこの方たちを傷つけなくてはならないでしょうね)
リングはくっと唇を噛むと言った。
「いうことを聞いてくれないのでしたら・・・、戦います」
「面白い、俺たちもちょうど腕がなまってたところだ、一戦交えようぜ!」
メンバー リング=オーシャン 場所 とある町
NPC フリフリのスカートの女性と悪そうな男二人
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そういってリングは辺りをきょろきょろと見回した。
(えっと、水、水)
見渡したリングの目の端に、初老の女性が、竹製のベンチに腰掛けて、湯飲みで飲んでいるお茶が目に入った。
「お婆さん!そのお茶を貸してください!」
「ほえ?」
「あの、よろしいですか?」
「まあ、ええがのー」
「有難うございます!」
リングがいうなり、湯飲みからお茶の液体のみ、が飛び出し、開いたリングの手のひらにすわっと緑色の槍となって片手に三本ずつ並んだ。
「水でできていて何の害もなさそうですが、刺さると、痛いですよ。血も出ますし。さあ、痛い目にあいたくなければこの女性のことは諦めてください」
リングはきっと男たちを見つめるが、男たちは余裕の態度を崩さない。
「おおっ、ねーちゃん、やるなぁ・・・」
「やっぱ、俺たちの邪魔をするんだったらこれくらいやらなくっちゃなぁ」
「なんたって俺たち、ここらでは名の知れた賞金稼ぎなんだぜ」
「おまえみたいなちょっと珍しい能力なんて、腐るほど見てきたんだぜ」
その言葉を聞いてリングは内心「くっ・・」と思った。リングは、この男たちと戦う気なんてさらさらなかったのだ。水を操って見せたのも、脅しのためで、実際、たいていの人間はこの力を見せられるとびびって逃げ帰る。しかし、それはリングが小心者なわけではなくて、リング自身が戦いを好まない性質だからだ。
(仕方がありません・・・、少しはこの方たちを傷つけなくてはならないでしょうね)
リングはくっと唇を噛むと言った。
「いうことを聞いてくれないのでしたら・・・、戦います」
「面白い、俺たちもちょうど腕がなまってたところだ、一戦交えようぜ!」
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